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15.Aさん

15回目の『いわきの生の声』を掲載しました。

今回は『Aさん』からです。

今回は、教育現場に焦点を絞り、福島いわき市の現状を伝えたいと思います。
 私の母は、いわき市内の小学校で、特別支援学級の支援員をしています。平た
く言えば、特別支援学級の担任の先生と一緒に、障がいを持っている児童のサポ
ートをする仕事です。
母の話はさておき、いわきの子ども達の様子を今回はお伝えしたいと思います。

母が勤務している小学校には、津波により流されてしまった隣の小学校がそのま
ま、移転してきており、今も二つの小学校がひとつの小学校の校舎の中に混在し
ています。
 子どもたちは仲よく過ごしている様子なのですが、やはり原発の問題に、先生
方、保護者の方々は日々悩まされています。
 
はじめに、原発に対する市の対応に、教育現場が混乱したのは、被災の中、新学
期がスタートした頃のことでした。いわき市から、風評被害防止のためか、子ど
も達にマスクを「つけさせないように」といった通達がまわったようです。
 その通達に、片方の小学校では従うことにしましたが、もう一方の小学校は、
子ども達の安全を考え、マスクを付けさせることにしました。その結果、マスク
をしている子どもとしていない子どもが、一緒の校舎で学校生活をすることとな
ってしまいました。この状況に、母は、一言では言い表せない、とてもつらい感
情を覚えたと申しておりました。

 震災から半年近くが経ち、多くの子ども達がいわきから転校しています。一方
で、いままでと同じように学校に通う子ども達もいます。そのような状態の中で、
家庭感の価値観の差というものが、学校現場でも色濃く表れてきているようです。
 先に述べたマスクの問題も、4月の当初こそ、話題になったようですが、今は
マスクをしていない子がほとんどだそうです。先生方としても、子ども達を校舎
内にとどめておくのは限界があり、除染作業を行い、ホットスポットに気を付け
ながら、子ども達を遊ばせています。しかし、「うちの子は外に出させないでく
ださい。」との保護者の方からの要望も当然あり、教育活動を進める上で、困難
なことも多いようです。
 最近、完全復活を果たした給食においても同様で、牛乳は福島産であるので、
「飲ませないでください。」との声も多数挙がっているようです。学校の先生方
は、それぞれの家庭に合わせた対応を強いられているとのことでした。

 福島を離れる。残る。原発の問題を考えた時、どちらがよいとは言えない状況
になっているのが、実際のところなのかもしれません。
 しかし、このような被災地の学校現場の様子というのは、発信していくべきで
あり、知っておくべきなのではないでしょうか。
 福島を離れても、福島のために頑張ることはできるはず。
 私は、来年度から千葉において学校現場にでる予定です。千葉には福島
からの転校生も多数います。そのような子ども達の心のケアに、全力であたって
いきたいと考えています。
また、今、何かできることはないかと思い、都内に避難してきている家庭の子ど
も達の学習ボランティアを始めました。子どもが好き、福島が好きな方なら、誰
でも大歓迎です。もし、興味がある方がいらっしゃったら、おっしゃってほしい
です。
 
私たちの、子どもたちの未来のために、これからも、福島のことを考えていきま
しょう。
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